アジア刑政財団埼玉支部(会長:岡村稔氏)及び埼玉県保護司カウンセリング研究会の一行
12名が2018年8月17日から24日までケニア共和国を訪問しました。
埼玉支部は、毎年、会員の知見を広めるために、埼玉県保護司カウンセリング研究会と協力
しながら講演会や勉強会を実施していますが、海外研修も実施して国際交流を図っています。
本年は、上記のとおりケニア共和国を訪問しました。まず、保護局を訪問し、局長にお会いして
ケニアの更生保護の概要を伺い、その後、2か所の保護観察所(カジアド、マチャコス)を訪問して
保護観察官や保護司の皆さんと話し合うことができました。担当区域の広いところで比較的
経験年数も少ない保護司さん方の熱意とご苦労がうかがわれ、頭の下がる思いがいたしました。
ムバウ局長を囲んで
なお、今回のケニア共和国の訪問に際しては、特定非営利活動法人「ケニアの未来」を立ち上げ、
ケニア共和国の保護司制度を支援している橋場美奈さんの御協力をいただきました。
埼玉支部では、これまで2~3年に一度くらいの割合で海外研修を実施しておりますが、参加者からは、
訪問先の国の事情により更生保護もかなり幅が広いことなどを見聞し、大変参考になったとの感想とともに、
今後も海外研修を続けてほしいとの要望が寄せられています。
【これまでの海外研修】
2012年 フィリピンを訪問 バタアン州バランガ市にて知事・市長を表敬訪問、施設訪問、保護司との交流
2014年 台湾訪問 台北の施設訪問、保護司との交流
2016年 韓国訪問 ソウルの更生保護施設を訪問、保護司との交流
マチャコス保護観察所での意見交換
(参考)
ACPF埼玉支部とケニアの連携については、最近では「アジア刑政通信第60号32頁」に記事がありますので、
ご参照下さい。