お知らせ

コングレスの周辺:京の情景

ご存知のとおり京都コングレスは当初2020年4月に開催予定でしたが、新型コロナウィルス問題により

1年延期となり2021年3月7日(日)~12日(金)に開催されました。

期間中、京都国際会館は大使館等国内参加者が殆どで、海外からの参加者は主にリモートによるものでした。

国連職員等海外から来日した参加者も、移動は空港、ホテル、会場のみに制限され、また専用のシャトルバスでの

移動となりましたので、せっかくの京都でしたが観光等は全くできずに帰国されました。

国内参加者もPCR検査が義務付けられました。

 

3月7日産経新聞 「感染対策徹底の京都コングレス コロナ禍で初の大規模国際会議」

 

 

京都は2月28日に緊急事態宣言が解除されましたが、やはり観光客の姿はまばらで、国内外の観光客で賑わう

京都とは全く違っていました。

アジ研の研修旅行で訪れた「伏見稲荷」「清水寺」「金閣寺」の今の静けさをアジ研卒業生が見たら

きっと驚くことでしょう。

 

[伏見稲荷]

 

[清水寺]

 

[金閣寺と北野天満宮]

 

また京都の食文化も海外に誇れる伝統文化の一つです。

京都コングレス期間中の3月10日(水)には、「第18回文化庁文化交流使フォーラム」

オンラインで開催されました。

京料理「萬重」の若主人、田村圭吾さんが文化交流使(文化庁が伝統芸能等で活躍する人を指名し、

一定期間海外に赴いて日本文化を発信してもらう)として2019年に訪れた、ハンガリー等6か国での活動を報告しました。

 

 [萬重 若主人 田村 圭吾さん]

 

萬重を訪れ田村さんからお話を聞くと、日本料理独特の出汁の文化や、フルコースで食べても胃に負担がかからない程

ヘルシーで健康的なところ等を、海外からのお客様は「魅力的」だと言うそうです。

 

 

1937年創業の萬重も、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、時短営業を余儀なくされています。

 

日本の様々な観光地が新型コロナウィルスの影響を受け、危機に瀕しています。しかしその素晴らしさは健在で、

早く新型コロナウィルス問題が終息し、この素晴らしい日本の伝統文化を海外の皆さんに体感していただける日が

一日も早く訪れることを願わずにはいられません。

 

(島岡 聖也 記)