タイ法務省青少年観察保護局と意見交換(2018・6・27)
ACPFは2018年6月27日、都内でタイ法務省青少年観察保護局(DJOP)幹部と協議し、今後の
ACPFとの協力関係について話し合いました。
DJOPはタイの少年院(19施設)と少年鑑別所(77施設)を管轄する少年矯正局のような組織です。
2018年6月に、局長一行代表団6名がアジ研研修に参加。日本の少年院及び保護観察所、
更生保護会を見学しました。
代表団は以下のとおり。
局長 サハカーン・ペッシャナリン氏
次長 アピシャーン・ジャルシリ氏
青少年司法科学課長 ワッシャリン・マンニャム女史
行動適応システム開発係長 セッ・インスワン氏
研究開発所長 カッティヤ・ラタナディロック女史
上級職業訓練技術官 アンチャリー・アラムルン女史
【前列左からワッシャリン女史。山下事務局長、サハカーン局長、
アピシャーン次長、カッティヤ女史。後列左から新庄審議役、
セッ氏、吉田事業部長、アンチャリー女史。】
ACPFは2018年2月のタイ・セミナーでシンリントン少年院を見学しましたが、このとき対応して
くださったのがカッティヤ女史。
カッティヤ女史はアジ研高官セミナーの同窓生でもあり、ACPFにも協力的です。
そこで、今回のDJOP代表団来日を機に、今後の協力関係について協議しました。
ACPFからの参加者は3名、山下輝年事務局長、新庄一郎審議役、吉田弘之事業部長。
いずれも2月のタイ・セミナー参加者です。
協議では、DJOP及びACPFの活動について互いに理解を深めました。また来年2月のタイ・セミナー時に
視察訪問先として新たな少年院、少年鑑別所を加えることについて積極的に話し合いが持たれました。
DJOPとタイACPFは連携して新たな施設訪問先を検討します。
協議の中で改めてタイの少年非行では薬物濫用が多い(罪種1位、財産犯が2位)ことが指摘されました。
国情の違いによる主要犯罪の違いにも目を向けた会合でした。