フィリピン海外協力団体CPPAPのキャパラス氏がACPFを訪問(2018・3・16)
CPPAP(フィリピン犯罪防止実務者連盟)財務部長Ms. Donna Lynn Caparas氏が、
2018年3月16日(金)アジア刑政財団事務局(昭島市)を訪問しました。
【UNAFEI・ICD棟玄関。右から二人目がキャパラス氏】
CPPAPは、1994年にアジ研の同窓生が中心になって設立されたフィリピン刑政財団(ACPPI:Asia
Crime Prevention Philippines Incorporated)が改称されたものです(ACPPIは他団体と同じ短縮
形で、混同されやすかったため)。
このCPPAPとACPFは20年以上の長い協力関係があります。
<CPPAPの貢献>
1994年 フィリピン刑政財団とACPF名古屋支部が友好協約を締結
1997年 フィリピン・日本ハーフウエイハウス開設(フィリピンで初となる更生保護会)
フィリピン側:CPPAP、国家警察委員会、司法省矯正局、保護局等
日本側:名古屋ウエストライオンズクラブ、ACPF名古屋支部、ACPF本部
上記機関の協力で、その運営を20年以上に継続。
2017年9月 上記ハーフウエイハウスの運営に関する覚書の署名式(於東京)
フィリピンからは約40名の関係者が参加
CPPAPはUNAFEIとの関係も密接です。
2018年3月上旬にUNAFEI所長、教官、スタッフがマニラを訪問した際、モンテンルパのハーフウエイ
ハウス視察を受け入れ、運営状況を説明しています。
<Donna Lynn Caparas氏>
アジ研第112回(1999年)国際研修参加者
今回東京訪問を機に、ACPF本部、UNAFEI、法務省を訪問。
法務省では、第112回国際研修のUNAFEI担当教官(現官房審議官)や元UNAFEI教官(現保護局補佐官)と再会。
昭島UNAFEI訪問では、新庁舎を見た感想は、「大きい(府中UNAFEIと異なり、国際協力部も入っている)、進
化著しい(国際会議場、Wi-Fi)」。
また、UNAFEI図書館(5万冊所蔵)では、フィリピン書籍コーナーも視察。
興味深く本を見ていたキャパラス氏が、厚い刑事訴訟法ハンドブックに手を伸ばしその表紙裏を開くと、そこに
はなんと「Donn Lynn Caparas寄贈1999年6月30日」の文字が!
なんという偶然。これにはキャパラス氏も皆もびっくりして、早速写真に収めました。
同日夕方には、山下事務局長主催の歓迎会に参加し、意見交換を行いました。